技術記事を書くのは疲れる
2021-07-29 23:15
技術記事ばっかりは疲れる。 ということだけをひたすら書いただけの記事。
アウトプットで得る充実感
2021年になって丸5ヶ月も記事を書かなかったという2020年までの有限実行だった我がブログも、 ここ数ヶ月はちょこちょこ書くようにしてる。あけましておめでとう。
見返してみると全然大したことは書いてないし、コードを書いたりもまだまだなのだけど、 なんていうかアウトプットしてる感があって良い。多少なりとも技術的な知見を得ているという実感もある。 ひたすら無心に記事やコードを書いてる時間は、俺スゲー! 天才! なんならスティーブ・ウォズニアックと肩を並べるわ! って気分ですらある。 いや今のはだいぶ誇張してるけどなんかとにかく充実感は高いのだ。
そして何より楽しい。物事を楽しめるってのは大事だ。 やる気があんのかないのかわからん状態で口だけはグダグダと「俺はやるぞ」とか言ってても生産性ってのはちっとも上がらない。 楽しんでれば生産性は勝手に上がる。例えそれがどんな低レベルな記事でもコードでも、俺が楽しければいいのだ。
技術記事の難しさ
しかし、楽しくても技術的な記事を書くというのは疲れる。メッチャ疲れる。 どれぐらい疲れるかっていうと、朝一のスーパーで特売肉に亡者のように群がるマダム集団から吉田沙保里並みの鬼気迫る低空タックルを四方八方から受けつつ買い物を終えたときぐらいは疲れる。 つまりものすごく疲れる。そして肉は買えない。判定負け。
生活レベルが露呈する例え話はさておき。 まず技術記事ってのは、得た知識を完璧じゃないにしろある程度自分で納得できる理解にまで落とし込んでからでないと書けない。 こんなことは色んな所でさんざん語り尽くされていることだけど、実際やってみてよく分かる。 記事を書くどころか、その前段となる「理解すること」だけでも多大なるパワーを使う。 (もっとも、自分が得意とする分野のことを書くなら、この負荷はだいぶ小さくなるかもしれないけど)
そして、理解したことを頭の中で整理して体系立てて文字に起こすってのは、ただ理解することよりも更に大きな負荷がかかる。 もう言うまでもなく疲れる。特売肉より疲れる。 どういうロジックで文章を組み立てようか考えたりとか、コードや画像貼ったりとか、書いたら書いたで表現を何回も書き換えたりとか。 なんだかんだと色んなことをしないといけない。もうはっきり言って特売肉の3乗は疲れる。
慣れは大きい
書いてる途中で調べ直して手が止まったり、表現に悩んで手が止まったり、そもそも疲れて手が止まったり。 だから1つ書くのにトータル10時間とか平気でかかってる記事もある。
だいたい、そんなことやってるから余計に疲れるに決まってる。 冒頭の全集中の呼吸をしてる時間も確かにあるのだけど、その集中力を持続できてるとは正直言い難い。
全集中といえば、鬼滅の刃は観たことも読んだこともないのだけど、 観たら全集中のなんたらで強靭な集中力を会得できるのだろうか。 それなら喜んでBlu-ray Boxを大人買いするのに。マスコミはそういう大事なことをちゃんと報道すべきだと思う。 ブームに乗り遅れた挙句、観る機会まで失って 「鬼滅鬼滅うるせーよ意地でも観ないわ」とかよく分からないプライドだけ拗らせた挙句、 世間から浴びせられる鬼滅の刃ハラスメント略してキメハラを甘んじて受けているというのに、 そんなメリットがあったことを知らなかったなんて機会損失も甚だしい。報道の怠慢とも言える。 マスメディアの果たすべき役割というものについてはもっと世の中で議論していく必要があると思う。
何の話してんだっけ。集中力の話か。鬼滅の刃の話じゃなかった。
俺自身は人より集中力も記憶力も無いほうだという自覚があって、 書いてる途中でも別のことに気が逸れたり、同じことをもう一回調べないといけなかったりするから、 記事を書くのは遅いほうだと思っている。
ただこれは、まだそんなに記事を書いてないから慣れてないというのもあると思う。 去年の10月に始めておいてこの言い訳も情けないこと限りなしのいとをかしだけど、 やはり書き慣れてないと一文書くのも時間がかかるのは確かだし、無駄に手間をかけてるところもあるんだろう。 だからGatsbyを色々いじって快適に書ける環境を整えようとしてるわけだし。
そうは言いつつも、最近は記事を書いてると少しこなれてきているかなと思える瞬間もあったりなかったりする。 実際3記事目辺りの頃と比べると、若干ながらも書くスピードは上がってるのだと思う。 まだ10記事そこそこでもその実感があるのだから、もっと続けていったらもっと速いのかもしれない。
世の中のスゲーブログたちもきっとこんな過程を辿ってきたんだろうな。
疲れはするけど
ゴチャゴチャと書いてきたけど、別に愚痴りたいわけではない。
この記事みたいにアヘアへと思考を垂れ流すだけの益体もない文章を書くのも、 全く間違ってはいないブログの使い方だと思ってるから、これからも書くつもりでいる。 でももちろん、このブログの目的としている技術記事もできるだけ増やしていきたい。
なんとなく誰かのためになってるかもしれないと考えるとやりがいもあるし、 ノッてると楽しい。何より自分に得られるものが大きい。
でも、同じような技術系のブログをやってる人の中には、 過去の俺みたいに何ヶ月もやる気出さずに放置したり、 今の俺みたいに続けててもグダグダな感じになりがちな人も大勢いるんだと思う。 メリットも楽しさも頭では分かっていたって、実際にやれば疲れるし、 どうしてもテンションが上がらずやる気が出ない日もある。
そんなときでも、とりあえずエディタを開いてキーボードを叩いてみたらいいんじゃないかな。 始めたときはやる気が最下層でも、なんか書いてるうちにノッてきて楽しくなってきたりするから。